突発的衝動まかせ企画

今年上半期に買ったラノベが100冊越えていたという
ことが判明したので、その中から良かったものをベスト10にしてみようかと。
つーか、さりげなく布教したいんですよ(笑


注:あくまで「上半期に買ったラノベ」なんで
今年上半期に発売されたラノベではないです。


1.三月、七日。(著:森橋ビンゴ 絵:世良シンヤ ファミ通文庫)
これは、2巻も含めての評価。
1巻だけなら、佳作的な位置づけに落ち着くのだけど2巻が凄かった。
誰もが蛇足と思う1巻ラストからちゃんと続いてる。
それでいて、最良の終わり方をしていたから。
ストーリーは一言で言うと、青春胸キュンラブコメって感じで
ぶっちゃけると、あまり独自性の高い設定ではないのですが
逆にこういう作品だからこそ、作者の文章力の高さが伺えるものじゃないかなー、と。


2.キリサキ(著:田代裕彦 絵:若月さな 富士見ミステリー文庫)
えーと、これ非常に良く出来てます。
ラノベとしてもミステリーとしても。
まぁ、最後の部分はかなり力技でねじ伏せているのですが
それを差し引いても伏線の張り方が見事ですし
むしろ、力技でも畳みきったこと自体が見事。
誰かこの作品使ってSRCシナリオ書いてくれないかなぁ(笑


3.ALL YOU NEED IS KILL(著:桜坂洋 絵:安部吉俊 集英社SD文庫)
もうかなり語り尽くされてる作品だけども
やはり、主人公が能動的に動き始めてからが神懸かってる。
そして、これだけハードな世界設定の作品の中にちゃんと
一定の萌え要素を世界観を崩さず入れられるのは相当センスあるなぁ、と。


4.ソウル・アンダーテイカー(著:中村恵理加 絵:洒乃渉 電撃文庫)
文章は淡々としているのに、盛り上がるものがある感じの作品。
まぁ、個人的にはダブルブリッドが好きなんで信者補正が入ってると思うんですが
それでも、一定の面白さ、というのはあると思います。


5.echo -夜、踊る羊たち-(著:枯野瑛 絵:謎古ゆき ファミ通文庫)
ぶっちゃけてしまうとストーリー自体は結構グダグダなんじゃないかと思います。
ただ、なんというかこの作品の醸し出すムードってのが非常に強かったので。
あと、この作者さんは擬音の使い方が上手いんじゃないかな。
普通、小説で擬音使うのはあまり好まれないけど
この方は、非常にスタイリッシュに擬音を表現しています。


6.蟲と眼球とテディベア(著:日日日 絵:三月まうす MF文庫)
個人的に、日日日作品では一番好きだったこれを。
ちなみにファミ通とスニーカーから出てるの以外は読んでないです。
少なくとも自分が読んだ中では、これが一番EDがしっかりしているかと。


7.ひかりのまち nerim's note(著:長谷川昌史 絵:Nino 電撃文庫)
世界設定がかなり秀逸で、上手く科学とかにこじつけできていて
また、この作者さんの書く文体と非常にマッチしていたと思います。
ただ、それだけに後半のファンタジーっぽい展開が残念でした。


8.憐 Ren(著:水口敬文 絵:シギサワカヤ 角川スニーカー文庫)
これも2巻含めての評価。
とりあえずツンデレが好きならこれ、という作品(笑
文章は読みやすく、キャラの掛け合いもいいです。
ただ、2巻がかなり消化不良な終わり方してるので
早めに3巻だしてください(笑


9.わたしたちの田村くん(著:竹宮ゆゆこ 絵:ヤス 電撃文庫)
買ったの7月だが気にしない。
まぁ、それはともかく主人公がいいです。良い意味で情けないのが(笑
もう少し言うと、良い意味で裏表がある。
例えば、シリアスなシーンでも煩悩が残ってたりするあたりが
人間臭くて個人的には好印象でした。
そして、続刊では修羅場の気配がするのもポイント(笑


10.Alice(著:川崎康宏 絵:エナミカツミ 電撃文庫)
もはや何もいうまい。くまー